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LAでの慌ただしい日程を精力的にこなし、すでに帰国の途につかれた森山氏。
LACMAの展示に合わせて、スティーヴン・コーエン・ギャラリー(Stephen Cohen Gallery)でも森山大道展を同時開催中。遅れ馳せながら覗いてきた。 写真を中心に扱うギャラリーで、米国内外の有名どころはもちろん、日本の大御所から新進気鋭のアート写真家まできっちり押さえている。LA在住の写真コレクターたちが集まり、コレクション解説やアート市場について語るトークなども、たまに開催されるので、写真に興味がある人には必見のギャラリーといえる。 Candid、授業では「率直な」「遠慮のない」といった意味の形容詞を習った記憶があるが 名詞になると「スナップ写真」。ありのままの光景を一瞬で切り取るスナップ写真、納得の適語かな。ピンクのレイアウトも心憎い演出。 写真のプライスリストがカウンター上に造作なく置いてある。普通はこちらから訊かないと値段を教えてくれないのに。理由を尋ねると限定エディションではなく、オープンとの こと。つまり購入希望者が100人いたら、100枚売りますという意味。ほぼ一律3,000ドル(約24万円)、限定エディションですらないのに、この値段は高い気がする。ま、ヴィンテージ・プリントになると一気に1、2万ドル(80〜160万円)に跳ね上がるわけだが。 ワインボトルのラベルが大道仕様のピノ・ノワールは80ドル(約6,500円)。 送別会ディナーの時に、森山氏にいくつか質問をしてみた。森山作品の市場価格が高騰し 続けていることについては「ん〜、全然売れないよりは、売れた方が、そりゃイイよね」と 屈託のない正直なお返事をいただいた。 「都会のノイズが好きなんだよね」とか「次はニューメキシコに行きたいなぁ」と尽きることのない写真への興味を、言葉は少なめだが、目を輝かせながら語ってくれた。ギャラリーやコレクターの思惑とは別のところで、撮りたい写真をひたすら追求し続ける、森山氏の 真摯な姿勢が伺える貴重な機会だった。 今後も海外での展覧会が続き、多忙を極める森山氏だが、また東京の新宿界隈にカメラを 携えて戻って行きたいのかな、という印象を受けた。 今回、パーティーやディナー、walk-through(作家自ら、展示作品を解説しながら展示室を歩いてまわること)などで少々通訳をする機会があったが、気になったのはLAっ子は 外国語に堪え性が無い、ということだ。 英語で質問する→通訳が質問を日本語に訳す→アーティストが日本語で答える→通訳が答えを英語に訳して伝える。このプロセスがLAっ子にはすでに堪え難いらしい。日本語が長くなると、途端に落ち着きが無くなる、そわそわする、隣の人と喋り始める、席を立つ、どこかにいなくなる、と通訳の側としては、幼稚園の子供たちを引率している気分になる。行儀が悪いとか、礼儀を知らないといったレベルの話でもない気がする。LAっ子はつくづく不思議な人種だ。お気楽ご気楽で、わがままで、怠惰なところは、LAの気候の為せる業だろうか。
by azzurrotree
| 2012-04-15 05:32
| Photography/写真
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