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ロサンゼルス郊外のシルマー(Sylmar)。田舎とまではいわないが、平屋建てが立ち並ぶ閑静過ぎる住宅地。気だるい暑さの中、車を走らせると突如前方に蜃気楼のように大きな建物が出現。クラシック・カーのミュージアム、The Nethercutt Museum(ネザーカット博物館)である)
100年以上前のアンティーク・カーを始め、戦前・戦後のヴィンテージ・カーやクラシック・カーまで(1898年〜1997年の車を展示)、250台を超えるアメリカやヨーロッパのヒストリック・カーを展示。車好きなら垂涎モノのコレクションである。 毎年カリフォルニア州モントレーで開かれるクラシックカーのコンテストPebble Beach Concours d’Eleganceで賞を受賞した車の数々や、映画スター、王族・貴族、各界の著名人らがかつて所有していた車が一堂に会する。イベントやテレビ・映画の撮影で貸し出すこともあるようだ。 ミュージアム創設者のJ. B. Nethercutt (1913-2004)は老舗の化粧品会社Merle Norman Cosmeticsで財をなし、車好きが高じてコレクションを始め、1971年に妻のドロシーとふたりでミュージアムを設立。同じ敷地内に化粧品の工場と、化粧品を販売するストアもあった。 1971年のオープン以来、本館の入場料は無料。The Collectionと呼ばれる別館の予約制ツアーも無料と太っ腹。 展示してあるすべての車は運転が可能な状態で、ミュージアムの整備士の皆さんの行き届いたメンテナンスの賜物である。 ミュージアム・ツアーのガイドをしてくれキュレーターKyle Irwin氏も、クラシック・カーのメカニック(整備士)で、自動演奏装置のメンテナンスも担当し、自身もミュージシャンという、The Nethercutt Museumになくてはならない存在。 半地下のような1階からツアーがスタート。1900年代前半〜1940年代後半の貴重なクラシック・カーが展示されている。 2階の大広間は大理石のフロアと柱、高い天井からはシャンデリアが下がり、一気にゴージャスに。1920年代〜30年代のラグジュアリー・カーのショールームを再現している。 新車同様にピカピカに磨き上げられた1910年代、20年代、30年代のクラシック・カーばかり30台ほどが展示されている。 ゴージャスな車に圧倒されてしまい、写真を撮るのも忘れがちに。今の時代、省エネ・燃費はもちろん大事だが、公道を走る車がいかに没個性かが分かる。 吹き抜けの中2階は高級車のフロント部分についているオーナメント(装飾品)がショーケースに並べられている。 そして3階はオルゴール、自動演奏をするピアノや機械仕掛けの楽器、パイプオルガンなど、音楽好きも楽しめる部屋になっている。 こちらの自動演奏装置はアコーディオンやドラムやシンバル、鉄琴といった様々な楽器が連動して高度な演奏を聴かせてくれる。 この部屋1番の目玉はウーリッツァー・パイプオルガン(Mighty Wurlitzer Theatre Pipe Organ, 1907年製) 。劇場での演奏や、サイレント映画の効果音(鳥のさえずりや、汽車の動く音、汽笛など様々な効果音が出る)として1940年頃まで活躍。 5,000本のパイプから奏でられる荘厳な音色が鳥肌モノである。特に重低音がお腹にずっしり響くのに驚いた。部屋の空気が震えるド迫力サウンドである。 ロサンゼルスでカー・ミュージアムといえば、LACMA(ロサンゼルス郡立美術館)近くにあるPetersen Automotive Museumが有名だが、ここThe Nethercutt Museumはツアーの解説もしっかりしているし、予約制だから混んでいないし、なんといっても無料だし!穴場スポットとしてかなりオススメしたい。
by azzurrotree
| 2016-08-14 21:39
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