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今年で6回目となるKYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭(2018年4月13日〜5月13日)。今年は国内外の社会問題を取り上げた展示が多く、例年より見応えがある。エンターテイメント性の高い展示も登場して、シリアスな主題とファッショナブルかつユーモア溢れる展示の緩急がつき、より楽しめる回となった。開催6年目にしてようやく受付や運営もスムーズに回るようになった感がある。
まずは嶋臺(しまだい)ギャラリーの展示、Frank Horvat(フランク・ホーヴァット)からスタート。 フランク・ホーヴァットを知らなくても「靴とエッフェル塔」の写真は見覚えがある人も多いのでは。巨大なハイヒールの脚がパリを蹂躙し、エッフェル塔がまるでミニチュアの置物のよう、黒いスーツの男性が小人に見える、遠近法で遊んでみた写真。 一番お気に入りの写真。英語のタイトルを直訳すると「作家のアンテロ・ピレッティとスパゲッティを食べるデボラ・ディクソン」 だが……。 顔周りを囲む白菊の花弁のような飾りは帽子の一部か、はたまたカラー(襟)なのか。顎までフェイスベールで覆われ、オートクチュールで身を固めたモデルがひと口でもパスタを口にする気配すらしない写真。パスタをフォークにからめた男性を見やる視線が雄弁で、なんとも可笑しい。 様々な視線が交錯する不思議な構図。思わず被写体ひとりひとりの視線の先を辿ってしまう。ネックレスの組み合わせがエレガントかつモダンで真似してみたいが、首が細くて長いからこそ似合うアレンジである。 ホーヴァットは1950〜60年代にElleやVogue、Harper’s Bazaarなどの女性ファッション誌で活躍したファッション・フォトグラファーとして有名だが、本人は報道写真を志向していたこともあり、ファッション写真なのにどんな小さなハプニングも瞬時に捉え、被写体の心の機微をも見逃さない、ルポタージュ的な写真が多い。 嶋臺(しまだい)ギャラリーは毎年足を運んでいるが、展示によってガラリと趣が変わるので、いつも楽しみにしている。 今年は伝統的町屋の雰囲気が味わえる畳の間と中庭は解放していないようで展示がスケールダウンした感があるが、それでも元酒蔵のギャラリー部分の空間が、シックなファッション写真や展示デザインの優美さと馴染んでいて、調和のとれた落ち着いた佇まいを見せていた。
by azzurrotree
| 2018-05-05 23:38
| Photography/写真
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